雑誌WiLLの皇太子さまへの諫言は諫言に見えない

雑誌WiLLの皇太子様への諫言という記事をこのあいだ読みました。

が、つっこみどころが満載で、諫言に値するものだとは思えません。また、諫言なら本人に対して言うべきもので、雑誌でやるものではないと思います。

これは非難ではなく諫言だとあったけど、あそこがだめここがだめといった感じで、ただの非難にしか思えませんでした。

それも的はずれなものが多く、たとえば雅子さまは外に出ないで皇居で一心に祭祀をしてほしいとか言うのですが、細かいことはさておき、一番お出ましになっているのは両陛下なにで、それはまず天皇皇后両陛下に言うべきことだと思います。

雅子さまには外に出るなといいつつ、天皇皇后両陛下の震災慰問や公務は素晴らしいとか言っていて、どうもあちこち整合性がとれていません。

他にも皇室は大事だけど皇太子殿下は大事ではないとか、今の皇室の血筋は大したものではないということも言っていて、ある意味なかなかすごいことを言っています。

こんな程度の記事をのせるWiLLもどうなんだと思います。
細かい内容については、また後日にしたいと思います。

追記。

昨日この記事を書いて先ほど投稿しようと思ったら、右翼の男性がWiLLの記事に不敬だと怒って編集部にペンキをまいたりして逮捕というニュースをネットで見ました。

記事によると出版社は「皇室の安寧を願っての問題提起を暴力で封じようとする行為は容認できない」とコメントしているそうです。

確かに暴力はいけません。いけませんが、一方で皇太子ご一家にさんざん加えられてきたペンによる暴力もどうなのかと思ってしまいます。
また、あの記事内容はとても皇室の安寧を願った問題提起には見えなく、ほとんど叩きに見えます。
問題提起というなら、もうちょっとちゃんとしたものにしてほしいです。